専門家が見たら(見てるらしい!?)激怒必至!の
いやらしいアマチュアのコントラバスのCD批評が中心。
まぁ、だらだら続けていきます。
メジャーになりようがないアンダーグラウンドなブログ
RECOMMEND
バンド・オブ・ジプシーズ
バンド・オブ・ジプシーズ (JUGEMレビュー »)
タラフ・ドゥ・ハイドゥークス
これはすごいCD。クラシックばかり聞いてる場合じゃないと思った。
RECOMMEND
Virtuoso Double-Bass Concertos
Virtuoso Double-Bass Concertos (JUGEMレビュー »)
Domenico Dragonetti,Serge Koussevitzky,Niccolo Paganini,Gary Karr,Berlin Radio Symphony Orchestra
ゲーリーカーによる聖書的名演。
クーセヴィツキーの協奏曲は必聴。
RECOMMEND
Bottesini: Works For Double Bass [Australia]
Bottesini: Works For Double Bass [Australia] (JUGEMレビュー »)
Jörg Baumann,Giovanni Bottesini,Hans Stadlmair,Jésus López-Cobos,Ludwig Streicher,Klaus Stoll,Munich Chamber Orchestra,Berlin Radio Symphony Orchestra,Norman Shetler
シュトライヒャーによる
ボッテシーニの聖書的名演。
RECOMMEND
Bottesini: Musik fur kontrabass und strieichquintett
Bottesini: Musik fur kontrabass und strieichquintett (JUGEMレビュー »)
Giovanni Bottesini
私の最も好きな日本人奏者、
文屋充徳氏のボッテシーニ集。
弦楽五重奏による伴奏
RECOMMEND
Russian and French Music for Double Bass
Russian and French Music for Double Bass (JUGEMレビュー »)
Gabriel Faure,Alexander Glazunov,Reinhold Gliere,Serge Koussevitzky,Maurice Ravel,Camille Saint-Saens,Pyotr Il'yich Tchaikovsky,Hans Roelofsen,Edwin van den Berg
ロロフセンのCD。
グリエールの名曲が収録されている
特にタランテラは必聴。
超絶技巧だけではない歌がある。
RECOMMEND
Giovanni Bottesini: Works for double bass & strings
Giovanni Bottesini: Works for double bass & strings (JUGEMレビュー »)
Vincenzo Mariozzi,Giovanni Bottesini,Vittorio Antonellini,Massimo Giorgi,I Solisti Aquilani,Diego Conti
ヴァイオリンとコントラバスによる
パッショーネアモローザは必聴!!
RECOMMEND
Giovanni Bottesini: Double Bass Concerto
Giovanni Bottesini: Double Bass Concerto (JUGEMレビュー »)
Giovanni Bottesini,Boguslaw Furtok,Frankfurt Radio Symphony Orchestra
コントラバステクニックの最前線、
フルトークによる演奏。
ボッテシーニの協奏曲第1番と
パッショーネアモローザは
楽器の限界に挑むテンポで完奏!
RECOMMEND
コントラバス劇場
コントラバス劇場 (JUGEMレビュー »)
溝入敬三
コントラバスによる
新しい可能性を秘めた1枚。
「失敗」や「タクシー」などの
面白い曲だけでなく、
確かなテクニックと音楽性による
名演もバランスよく収録されている
RECOMMEND
ファンファーレ
ファンファーレ (JUGEMレビュー »)
advantage Lucy,アイコ,Lynne Hobday,石坂義晴,井上富雄,渡辺等,中村キタロー
初めての失恋を経験した
中学3年のときに聴いていたCD
今聞いても完成度が高いと思う。
弦楽器が伴奏に流れる「メトロ」が
好きだった。
当時から、クラシックを好きになる
素地はあったのかもしれない。
RECOMMEND
コントラバス教則本
コントラバス教則本 (JUGEMレビュー »)
松野 茂
なんとシマンデル1巻を

やったことがないという

もぐり奏者である

管理人が使っていた教本。

個人的にはとても愛着がある。
RECOMMEND
夜のかくれんぼ (新潮文庫)
夜のかくれんぼ (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
星 新一
小学5年生のときに読んで
読書に目覚めた1冊
RECOMMEND
三国志(8)(吉川英治歴史時代文庫 40)
三国志(8)(吉川英治歴史時代文庫 40) (JUGEMレビュー »)
吉川 英治
もう何十回読んだかわからない名作

日本人が愛する

「滅びの美学」がここにある。

本当の三国志はレッドクリフなんて

安いものではない
RECOMMEND
春秋戦国志 (上) (講談社文庫)
春秋戦国志 (上) (講談社文庫) (JUGEMレビュー »)
安能 務
私の大好きな歴史小説。
時代は必然的に流れるのである。
RECOMMEND
RECOMMEND
わたしが・棄てた・女
わたしが・棄てた・女 (JUGEMレビュー »)
遠藤 周作
自分が女の子を棄てた経験と
重なって胸が痛くなった一冊
RECOMMEND
PHILOSOMA
PHILOSOMA (JUGEMレビュー »)

生涯唯一ハマった
シューティングゲーム。
くそゲーと思いつつもはまっていた
当時はハードモードも
コンテニューなしでクリアーできた
SPONSORED LINKS
Profile
Search this site.
MOBILE
qrcode
Others
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - | pookmark | このページのトップへ
ゲーリーカー ナクソスに降臨

ボッテシーニのCDを現在7枚も出し、
今度はホフマイスターコントラバス四重奏曲集をリリースするという
最近、コントラバスにやさしいナクソス。
このナクソスについにゲーリーカーが降臨した!!




HMVで購入できます。
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=3886089


降臨したといっても、アメリカの作曲家セレブリエールの第3集に
「コントラバス協奏曲 ヌーヴ」というのが収録されているので
そこに参加しているだけなのだが
実にうれしい話である。
このCDの録音年月は2009年。
ゲーリーが久々に私家版以外に顔を出したといえるのではないだろうか。
まだまだ健在と分かりうれしいことである!
この曲自体がゲーリーに1970年代に献呈されたものらしい。

しかし、肝心の曲は・・・
予想通り「音響」でした。
語学に乏しいので「ヌーヴ」の意味も分からないし、
コントラバス協奏曲にもかかわらず
冒頭と最後に出てくるナレーターの言葉も分からないのでなんともいえないが
一聴して楽しい作品ではないし、リピートしたいとも思わないというのが
偽らざる気持ちである。

曲は途中ソロジャズベースがかすかに目立ったりドラムがなったり、
バンダで合唱(!)が入るなどコントラバス協奏曲としては異例の形式。
コントラバスは独白という役割でオーケストラとは絡まない。
合唱つきのコントラバス協奏曲というのは
非常に珍しいのではないか?

まぁ、ゲーリの健在振りが分かっただけでこのCDはよしとする。
また来日しないかなぁ。

| コントラバスのCD | 22:10 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | このページのトップへ
小説
気がつくと私は時計の中にいた。
巨大な数字と2本の動く針の光景を私はなすすべなく見つめていた。
すると・・・
聞き覚えのある音だ。
鳩時計の鳴く音、昔、祖母の家にあったあの音だ。
するとどこからともなく声がする。
「やったぁ、12までたどり着いたぜ短針のじいさま。」
「そりゃ君は長針だ。だから、私の何倍も早く,12にたどり着けるじゃないか」
「へっ、自分の足の遅さを出自のせいにするんじゃあない。」
 
短針と呼ばれた針が私に話しかける。
「あいつはまだ若いな、時計の原理、いや世の摂理を知らない。」
私は短針の言うことに頷きながら、
「君は何者だ」
と一応たずねた。どう見てもやつが時計の短針だと知りつつ。
「ご存知、私は時計の短針ですよ。
 毎日毎日12から出発し、12を目指している、こんな毎日も悪くはないものですよ」
私はこの短針に興味を抱いたのでさらに話しかけた。
「毎日、12を目指しているのか君は。12に行ってどうするんだ。」
「私が12にたどり着くとかわいい鳩めが12回鳴くんです。これがたまらなく好きでね。
 なんだろう若いころを思い出す。そう、生き急いでいたあのころを・・・」
「私はまだ若いのでそのような回顧主義は分からない・・・けれど・・・」
私は幼いころ、祖母の家で聞いた鳩時計の音を思い出した・・・
「確かに・・・鳩時計の音はいい」
「あなたにもいい思い出がおありのようですな」
短針は静かに口元を緩めた。
「私は貴方としゃべるとき少し、動いてしまうが勘弁してくれ。
 もっともお若い貴方にとっては散歩にもならないだろうが。」
短針は語ると静かに時を刻んだ・・・
 
「そんなじぃさまと話していて何か楽しいか?」
すごいスピードで来た長針のやつが私に話しかける。
私はそれに答えなかった。
「まぁ、いつまでもそこで茶飲み話をしているといいさ。
 おれは一足先に鳩の音を聞くさ、いや一足どころじゃないね ハハハ」
長針のやつはあっというまに12をめがけて駆けていった。
 
「彼は12に早く行くことをいいことだと思っている。
 もっとゆっくり時を味わえばいいのに・・・」
短針はため息をつきながら言った。
「・・・けれど12にいくという目的という意味では私も彼とかわりはしないがね」
「・・・短針さん、貴方は12に行って、その、鳩時計を聞いたら
 どうするんだい」
「また12を目指すんですよ」
予期していた答えではあったがやはり質問をせずに入られなかった。
「またですか?長い時間を掛けて?不毛さを感じないんですか?」
毎日毎日12を目指して進む、私はこの行程が繰り返しの不毛なものにしか思えなかった。
短針はゆっくり答えた。
「若いころは12にいくことそれが楽しくて楽しくて仕方がなかった。あの美しい鳩の音もね、
 けれど、最近はもっと大きな楽しみがるんですよ。」
「もっと大きな楽しみ?短針である貴方に何があるというのです。」
「死ですよ」
驚く私を尻目に短針は淡々と答えた。
「死?つまり壊れるということですか?」
「そうですよ」
わたしはそれを聞き、興を殺がれた気持ちになった。
やはり時計の人生とはつまらないものだ。12を目指して12を目指して
最後に壊れるのを待つ。いったいそれに何の意味があるんだ。
わたしは意地悪に行った。
「つまらないものですね、時計というものは」
短針がどんな反応をするか、残酷な快感を感じていたが短針は
慌てる様子もなく驚くべきことを言った。
 
「あなたたち、人間と何か違いますかね」
「?」
「あなたたち人間も常に安らぎを求めて駆けているんでしょ。
 安らぎは人それぞれ違いますがね。
 アフター5、日曜日、正月、酒に女、ギャンブル、
 けれど、安らぎのあとには再び安らぎまでの行進を歩むんでしょ、
 安らぎだけの人生なんてあるわけないですからね。
 日曜の後の月曜、安らかな眠りの後の朝・・・
 それが我々、時計の歩みとなにか違いはありますかね?」
わたしは答えられなかった。短針はさらに続けた、
「若いうちは周囲の自然や身近な家族に感謝することなく、
 ひたすら歩む、そう、あの長針のやつのようにね。
 私も以前はそうでした。
 けれど、老年になると悟るんですよ。幸せは身近にある。
 歩みはゆっくりでいいと。
 そして最後には永遠の安らぎを求めるんですよ。
 死という安らぎをね」
私はなにもいえなかった。
確かに私の歩みと時計に何か違いはあるのか。
私もすぐに終わる鳩の音を聞くためにいつも歩んでいるに過ぎないのではないか。
死を迎えるまで。
俺とあの長針になにかちがいはあるんだろうか。
そういえば、いつも鳩の音を聞くことが出来たのは子供のころだった。
祖母に抱かれていたあのころ。もうあのころには戻れない。
鳩の音を聞くためには進むしかないのだ。永久に、壊れるまで・・・
 
気がつくと、私は目覚めていた。
なにか不思議な夢を見た気がするが覚えていない。
「日曜日はデートの約束があるんだ。さて出勤しよう。
 はやく日曜にならないかな。」
私は憂鬱な月曜、会社に出勤した。
| その他 | 22:16 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | このページのトップへ