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昨日、ついに念願の在京全オケを聞くという偉業(?)を
成し遂げた!!!
これは南東北のわが県ではかなりの偉業であると思う。
聞く際のポイントはどうしても選曲やソリストになってしまうので
必ずしも全オケを効率よく聞けるわけではないのである。
さて、簡単に歴史を振り返る。(振り返ってもしょうがないけど振り返る)
・2003年1月29日 読売日本交響楽団を初めて聞く
というか、この日初めてフルオーケストラを聴いたのである・・・
初めてのオケは1人で行きました・・・
池袋のヤマハのすさまじい品揃え、
訪れた東京芸術劇場の荘厳さ
このとき聞いた、コルンゴルドのヴァイオリン協奏曲の素晴らしさ・・・
あらゆるものに驚愕した田舎ものです。
ここからオケ通いが始まることになるのだが
わずか、8年足らずで在京オケを全部聴くようになるとはねぇ・・・
よほどハマったのね。
・2005年5月20日 東京交響楽団を初めて聞く
読響以外を聞くまでに2年もかかっていることを見ると
当時、以下に金がなかったかが伺える。
このときはハインリヒ・シフのドヴォコンがオケと
ずれずれだったのを良く覚えてる。
で、後半もイマイチで
電車の時間がなくなるよ!(当然鈍行)とか思ってたところ
「エニグマ変奏曲」で
初めてオケの中のパイプオルガンを聴き感激した。(単純)
・2005年12月23日 新日本フィルハーモニー交響楽団をはじめて聞く
この日は第九。人生初の第九でした。
当時の彼女と初めてコンサートに行ったが2,3楽章で爆睡していて
「この女とは2度と演奏会は聞きに行かない」と
心に固く誓った。
その後、別れるまで1回も行かなかった。
この点だけ見ても別れて大正解だったと思う。
趣味の不一致ほど不幸なものはない。
・2006年7月17日 東京都交響楽団を初めて聞く
この日の前日、東京で楽器を買った。(もちろん郵送してもらったが)
庄司紗矢香のショスタコのヴァイコンを一人で聞いた。
このときこの協奏曲に異状にハマッていたのである。
庄司も同じ歳という事で応援してるので
大分楽しみなプログラムだった。
協奏曲が早く聞きたかったので
1曲目のモーツァルトの交響曲に
大分殺意を抱いたものだった。
協奏曲で興奮しすぎたせいか、
後半の火の鳥(全曲)がやたら眠かった。
・2006年9月23日 NHK交響楽団を初めて聞く
都響のショスタコの協奏曲に味を占めて、2ヵ月後再び
ショスタコのヴァイオリン協奏曲を聴きに行ったという馬鹿な話。
ソリストはボリス・ベルキン
1楽章終了後、隣の女の客が明らかにあきていて
「お前ら、もっと静かに聴けよ!」とにらみつけていたら
ベルキンの強烈な一発で2楽章が始まりびっくりした。
同じ曲でも男性ヴァイオリニストは違うわいと思いました。
後半のショスタコ10も満足して帰りました。
(隣の女は案の定、前半で消えていた)
帰り道「レミドシ」というショスタコのモチーフが頭から離れず困った。
・2007年9月21日 東京ニューシティ管弦楽団を始めて聞く
このオケを在京オケに数えるかどうかは
異論があるだろうが一応入れました。
当時、自分のアマオケを指揮していた指揮者が
出るということで聞きに行った。
「知られざる名曲」と銘打って
オールカリンニコフという微妙なプログラム。
あんま印象になし。
どちらかというと
「知られてないのはやっぱ名曲じゃないんだよ」と思った。
帰り、かつ屋でとんかつを食ったことは覚えてる。
その後、スヴェトラーノフの名盤といわれるCDで
カリンニコフを復習したが好きになれなかった。
・2008年7月12日 日本フィルハーモニー交響楽団を初めて聞く
プログラムはベートーヴェン ピアノ協奏曲4番とドヴォ8。
このとき感じた日フィルに対する感じが
「あぁ、このオケは下手なんだ」に結びつくまでに
何回か日フィルを聞くことになる。
ソリストはいまや売れっ子の河村直子。
当時、予備知識なしに聞いて、
「この人、ステージマナーはいいけど、リズム感悪いよ」と
私は思ったのだが
今、各所で売れているところを見ると
本物なのかと自分の耳の悪さを恥じてしまうが
10年後残っていなければ私の耳は正しかったことが
証明されるだろう。
・2008年8月5日 東京フィルハーモニー交響楽団を初めて聞く
初めて、ミューザ川崎に行きました。
上野から一本でいけるのと
駅から直通でいけるのは便利でした。
プログラムはオールラフマニノフ。
あんま印象なし。
そしていよいよ
・2010年10月3日 東京シティフィルハーモニック管弦楽団を初めて聞く
このオケ、定期の数が少ない上に平日が多かったから
なかなか聞く機会がなかったのです。
ホームページがイマイチなので下手な楽団なのかなぁとおもいきや、
大分いい演奏だった。
所用で遅れて、2曲目の途中から聞きました。
2曲目はチャイコのヴァイコンでしたが
1楽章をロビーで聴いた感じでは
「音程が悪い、スタミナが足りない」という感じだったので
2楽章からホールで聞いても
ソロにはなんの感銘も受けなかった。
むしろ、
伴奏のオケが実に好サポートで指揮者のセンスの良さを感じた。
3曲目はバレエつきの火の鳥でしたが
やっぱくるみ割り人形のときも思ったが
バレエ音楽はバレエと一緒に聞かないとね。
1919年版に強引にバレエをつけたのだが
過不足なく、冗長でない分楽しめた。
全曲版の「黄金の林檎と戯れる王女」とか
バレエなしでタイトルだけ聞くと
「馬鹿かお前らは」って感じのタイトルじゃないですか?
火の鳥はやはり1919年版がいいようにおもう。
(あぁ、けど「カスチェイの死」は棄てがたい・・・)
実は11月にカンブルラン指揮読響で全曲版を聞く予定なのだが
今回のシティフィルと比べ,オケだけの全曲版で
どこまで楽しめるかが興味深い。
ふぅ、一つ一つの演奏会にやはり付随の思い出がありますね。
今度の目標はショスタコ全交響曲制覇です。
(現在 1、5、7、9、10、11、12、13,14は聞いた。
12月に8番を聞く予定。
6番は来年1月にあるらしいがチケットの入手が難しそう。
15番は2月にN響がやるのだが他のプログラムが微妙、しかも平日。
2,3、4にいたってはこれからやられることがあるのだろうか?
4番は多分可能性があるだろうが、2、3は厳しいな・・・
井上道義のツィクルスで行かなかったが悔やまれる。)