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はじめて自分が演奏した交響曲はベートーヴェンの「運命」なのです。
割合、ベタなところからオーケストラに入門できたかなとは思う。
その後、英雄、ベト7、皇帝、エグモント等々
とまぁ、アマチュアオーケストラらしくベートーヴェンに親しんできたわけなのです。
プロオケの実演でもたくさん触れ合ったし、
3年ぐらい前には年末のベートーヴェン全曲演奏会にも参加しました。
しかし、一般的に言われているように偶数番号の交響曲まで
よく知っているかといわれれば答えは「NO」である。
そういえば、初めてプロオケで寝た曲が新日フィルのベト4(アルミンク指揮)でした。
その後、日フィル(沼尻竜典指揮)のベト2も寝たっけ。
やはり、ベートーヴェンの偶数は鬼門である。
よく考えてみると、自分はベートーヴェンの偶数交響曲を演奏したことがない。
4番と8番はやる機会があったのだがたまたま用事か何かがあり演奏しなかった。
CDも持っていないので詳しいはずもないのだ。
TVでもあまり流れないしね。
まぁ、クラシックファンとしてはクヤシイが「普通」なのではないか。
偶数交響曲までそこまで知ってるものか。
(けど、ショスタコだったら15曲中13曲は頭の中で再生できるな・・・
偏ってるんですね・・・)
さて、最近車でベートーヴェンが聞きたくなってきた。
朝からショスタコが聞きたくないというのもあるのだが、
純粋にベートーヴェンが聴きたくなったという感じである。
それに偶数交響曲を知るいい機会になるかもしれないと考え
ベートーヴェン交響曲
全集を買うことにした。
しかし、買うといっても全集となれば安い買い物ではない。
カスみたいな全集を買って苦行を伴いながら偶数交響曲を開拓したくない。
また、TVで見たプレトニョフ、ヤルヴィみたいな特異な演奏は嫌である。
やはり憧れのベルリンフィルがいいに決まってる!
というわけでカラヤンを
買うことにしました。
定番といわれてるのカラヤン70年代だ。
なにを今更カラヤンだ!と言われそうなので反駁しておく。
確かに、カラヤンやらバーンスタインのCDは図書館にもあるので
多分聞いたことある曲もありそうだが、
きちんとまとめて聞いたことはない。
また、カラヤンは定番だと思われがちであるが
我々の世代にとってはカラヤンなんて過去の人である。
カラヤンの活躍していた時代と私が音楽を聴き始めた時代は全くリンクしない。
こういっては申し訳ないが私の世代からすれば
カラヤンもフルトヴェングラーも「同じ」過去の人である。
で、買ったのがこれ。安かった。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2636193
先日、上京したので、閉店したHMVを横目に
渋谷のタワーレコードで買ってきた。
HMVのオンラインのマルチバイ価格より500円高かったので
買うかどうか大分迷ったのだが、
一緒に探してくれたマニアっぽい(失礼)店員が
丁寧に大分根気よく探してきてくれて
「今日、入荷したので店頭に並んでませんでした」とわざわざどこかから
もって来てくれたのでその親切心に報いるためにも買うことにした。
けど、そういうコミュニケーションも大事だよね!!(?)
これで、この秋はカラヤンで楽しむことになりそうだ。
曰く
「甘いものを人間が食べたいのは,
飢餓に備えてにカロリーを蓄えたいという人間の本能である」
(オーストラリアの生物学者 ヘンリー・オーウェン)
「女だって酒を飲む時代だ、男が甘い物を食って何が悪い」
(アメリカの俳優 ジョン・マグレガー)
「太るのが怖い?美味を知らずして死ぬのと君はどちらが怖いんだね?」
(イギリスの哲学者 ヘルベルト・ラングラン)
と、いうわけで甘味について思いついたとき書くシリーズです。
何?コントラバスのCDと大分違うじゃないかって?まぁ、いいじゃないか。
何階続くかは分からないけど、暇で(ここが重要)思いついたときに書きます。
(ちなみに上に書いた格言は私が考えたインチキだからね。念のため)
栄えある第1回目は「スーパービッグチョコ」
コンビニでよく売っていますね。
このボリュームで60円は安い。
これを食べ始めると、あっという間に太ります。
これは保障できます。
しかし、これがうまいんだよ。
これを食べながら、アイスコーヒーを飲むとまじ幸せになれるんです。
200円で極楽浄土が味わえる。太るという大罪を犯しながら・・・
なかなかチョコレートのクオリティも高くない?
しかし、このスーパービッグチョコ。
小学生のとき駄菓子屋で見かけた(気がする)ときには
高級品でした。
100円で豪遊できた駄菓子屋において、
当時50円だった(多分)このチョコはまさしく高級品。
「BIG」が英語というのも高級感を煽ったものだ。
(すいません、田舎ものなんです。)
案外、今、子供のときの夢をかなえてるのかもしれない。
追伸 これと似てコストパフォーマンスの高いチョコに
「日本1長いチョコ」ってのがあった気がする。
確か30円で安かったため小学校当時はこれで代用していた気がする。
youtubeなんかでも彼の名演は聞くことが出来るのだがCDは
初めて手に入れました。
このCD、諸所で評判が良かったので欲しかったのだが
なかなか手に入らず、クヤシイ思いをしていました。
しかし、アマゾンのマーケットプライスで適正価格で出品されているのを発見!
以前からマーケットプライスで出品はされていたのだが
あまりに高いのでバカバカしいので購入をためらっていました。が、
ふと除いてみたら送料入れて3000円強で売っていたので購入を決断。
まぁ、適正価格でしょう。
現在もマーケットプレイスで売っていますので「適正価格」のものが
出品されていたら買ってください。
(実は某所で不正ダウンロードが出来るのを知っていたのだが
そういうことは自分的に許せないことだったので聞いていませんでした。
ああいうのはコレクターとして本当に許せない。
コレクターとしての矜持ですな 笑)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B0000365FD/ref=oss_product
収録曲はグリエールの4つの小品、フランクのヴァイオリンソナタ、
ボッテシーニの夢遊病、白鳥、メンデルスゾーンの無言歌 ほかクライスラーの小品
コントラバス定番曲にヴァイオリン!の曲が入っているのが特徴か?
フランクのヴァイオリンソナタは近年録音が多いが
クライスラーの小品ってあまり録音がない。そりゃ、ヴァイオリンの曲だもんね当たり前か。
(ラインケなどが少し録音している。)
選曲に不満があるとすれば、CDのタイトルが「象か白鳥か?」にもかかわらず、
白鳥が収録されていて、象が収録されていないこと。
案外、象単独の録音って少ないんですよ!
多分、単独の録音なら、象より、白鳥のほうが圧倒的に多いに違いない。
これもバーンスタインの功罪といえよう。
(ゲーリーカーにチェロと同じピッチで白鳥を弾けといったのはバーンスタイン。)
曲の内容。
グリエールがすごい!!
これはまじでナンバー1確定。
グリエールに関してはロエロフセンやモートン、河原泰則(プレリュードは録音していない)など
強豪盤があるのだが、jこれは超えたね。
(ゲーリーカーは残念ながらタランテラがのんびりしすぎてて選外)
タランテラでぞくぞくしました。
案外当たり前のことなのだが、実に難しいことで
すごいと思ったはスケルツォがきちんと弾けている!
テクニックに精一杯という印象が全くない!じつに自然にまとめている!
音色も少し鼻づまりのような音ではあるが無菌な感じではないので好感が持てる。
タランテラは圧巻!(多分、一部分改変しているが)
この曲で陥りがちなテクニックに偏る演奏になっていない!
(某国内の有名奏者の演奏はこの症状に陥っています)
この曲ってABABABなわけじゃないですか。
楽譜を見たことないんだけど(おい!)
このBをいかに美しく歌うかが俺的にポイントなのです。
ポイント1 Bをいかに美しく歌っているか
ポイント2 2回目のBの旋律はピアノである。コントラバスは主張を控えるべきである。
ポイント3 3回目のBを以下に劇的に入るかがポイントである。
素晴らしい!このCDはこのポイントをすべて満たしていました!!!!
最後にの音に呼吸をしてから入ったのにぞくぞくした。
呼吸が入っている録音のファンなのです。
(文屋氏のCDにはよく呼吸が入っています。)
そして何に驚いたかといえば
ライブだったのである!!
なんて、完璧なテクニックだ!客の拍手が入っていなければ
ライブとは気がつかなかったよ!!
素晴らしい!!!
じつにグリエールのベスト盤を手に入れた。これを超えるのは大分難しい。
グリエールのお勧めを聞かれたら間違いなくこのCDを
スペシャルオススメする!!
さて、グリエールについて熱く語ったが、
他の曲も実にうまいですよ。無言歌ではあまりの歌の素晴らしさにはっとしました。
また、夢遊病の演奏も(変な?繰り返しが多いが)
アリアの部分で実に歌っています。変奏のテクニックは当然完璧。
彼にはボッテシーニは簡単すぎるようでやや弾けすぎてしまっていて
かえって音楽を壊している感すらあえる。
生意気を書くが彼の音楽はきちんとはみ出している!!
ひとつだけ難を書く。
フランクのヴァイオリンソナタについて。
いや、うまいですよ。しかもライブだし。本当に素晴らしいのですが
どうしてもこの曲をコントラバスで弾く意義がわからないのです。
フランクはこれで5種類目だし、石川滋さんがリサイタルで弾いてるのが
BSで流れたりしたけど、どうしてもこの曲をコントラバスで弾く意味が分からない。
ついで言うならチェロで弾く意味も分からない。
まぁ、彼ぐらいうまければひきたい気持ちも分かるが
やっぱりこの曲はヴァイオリンソナタなんですよ。
あの音域じゃなきゃ、フランクの創造した通りにはならないと思う。
どんなにどんなにコントラバスで名演をしたとしても
「コントラバスなのにすごい」という
評価にしかならないと思う。
すぐ跡あとに一流のヴァイオリン奏者がフランクを弾いたら
やはり・・・となるのではないだろうか。
コントラバスなのにというのはもうやめようじゃないか。
コントラバスには誇るべき歌があるのだ。ゲーリーカーがその可能性を示唆してくれた以上、
これ以上、チェロソナタやヴァイオリンソナタを弾くのはやめようじゃないか。
(小品はいいと思うが)
グリエールであれだけ感動させてくれたのだ。
それ以上、何を望む?とおもってしまう。
こころなしか、フランクのときの拍手はグリエールほど熱狂していない感があった。
もちろん、これもテクニックを牽引するという立場では重要なのかもしれない。
ゲーリーカーが無謀にも?ドヴォコンを弾いた。その牽引が
今のテクニックにつながっているのかもしれない。
そう考えれば、フランクはテクニック上重要なのかもしれないのだが、
どうしても考えてしまうのである。
非常に難しい命題であるがここまで考えさせてくれたのは
ある意味彼が素晴らしかったからだと思います。
レヴィンソンが初めて、フランクを録音した演奏に比べれば
比べるる必要もないぐらい、音楽的になっているのは事実である。
ただ、グリエールの「自然」に比べるとね・・・
最後に生意気にもいろいろ書きましたが
この1枚本当にオススメです。
おまけとしてBozo paradzik氏の動画を紹介する。
(youtubeは本人がアップしているのは
著作権的にOKらしいので貼りました。)
以前も紹介したがこのdittersdorfはなかなかいいですよ。
ハイドンもあるので探してください。ハイドンとディッタースドルフもCDにならないかな。
見たのはアバド指揮のシモン・ボリバル・ユース・オケ。
前、テレビでドゥダメル指揮のチャイ5を聞き好感を覚えたオケである。
さて,プログラムはベルクの「ルル 交響的小品」
「ルル」については名前を聞いたことあるが
未完に終わったぐらいでたいして予備知識もない。
ベルクといえばヴァイオリン協奏曲が有名だが
どうしてもなじめなあったのだが
半年前にオペラ「ヴォツェック」をテレビで見て
人体実験だとか、凶器の医者だとか
主人公は幻覚みるは,奥さんは寝取られるはで
こいつはキテルゼ,
気もちわりぃ
とついにベルクの魅力が分かった。
「ルル」もどうせベルクの曲だから
こてこての12音技法の気持ち悪いやつだべと
おもったら案の定その通り。
けど、ベルクの曲ってシェーンベルクよりなんか良くないですか?
そんなにきいてるわけじゃないけど詳しくは分からないけど、
気持ち悪い中に,気持ち悪い中にこそ澄み切った瞬間がある気がする。
シェーンベルクのほうがどろどろしてませんか?
(グレの歌や浄められた夜は除きますが・・・)
まぁ、そんなことはどうでもいいとして,
仕事帰りだったので疲れていたので
「ルル」を聞いていたのですよ。
「それなりにいい曲だな」とか「3曲目のソプラノの歌手がキテルネ」
と思いつつも5曲目の「アダージョ」で「うとうと」と気持ちよく寝ていました。
・・・なにか夢を見ていました。
楽しい感じの夢だと思う。
あぁ、いい気持ちだ・・・
突如、女の大絶叫!
夢の中の出来事だと思い、まじびびった。すげぇびびった。
冷や汗かいた。
ソプラノが突如叫び,オーケストラが大音量でなったのである。
いや、まじ怖かった。死ぬかと持った。お化けの夢どころじゃない。
アダージョってタイトルのくせに大分反則だべ。
文字では伝わらないと思ったのでオペラの動画を探しました。
これの7分40秒ぐらいから見てください。(多分この部分)
マジ、びびるよ。全体的に気持ち悪い映像なので
心臓の弱い方は見ないほうがいい。
これをうたたねで見たのだものそりゃ恐怖だわな。
なんかあとで調べたところによると
主人公ルル(売春婦)が客に猟奇的に殺害されて,
一緒に刺された同性愛の女がルルを偲んでいるところだったらしい。
キテルネ、ベルク
ベルクさん、さらに調べたところ、
10代で子供を孕ませるは,
でも違う人と結婚しちゃうわ、それでも浮気はするわで
大分、すごい人だったようだ。
特に孕ませちゃったいう経験が、
「ヴォツェック」の結婚してないのに
子供がいるという設定に惹かれた原因なのかなと思ってしまう。
当然、ベルクさん、ナチスに退廃芸術の烙印を押されるわけです。
クルト・ワイルあたりの音楽が退廃芸術になってしまっているのは気の毒だが
ベルクの音楽は
十分退廃してると思います。
ベルクの気持ち悪いのを見た方へ
同じ退廃音楽のクルト・ワイルさんの音楽を
お耳直しにどうぞ。(これは本当に怖くないよ)
同じ、退廃音楽でも
大分、癒されますね
まぁ、作曲の時期とかもあるけどね。
「7つの大罪」なんて題名のわりに楽しい曲。大好きな曲のひとつです。
ちょっと、ベルクが好きになるかもしれないのでCDをかってみようかな?
けど、朝から車で聞いたらねぇ・・・?
夜は怖いから聞きたくないし。
とりあえず、ヴァイオリン協奏曲に慣れることからはじめめようかな・・・
久々にCDの話。
前にチラッと書いたのだが
前に頼んだCDが1週間ほど前に届きました。
HMVで購入可能。 http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=3710077
ダウンロードも出来ます。 http://mysound.jp/music/detail/t100YK/
コントラバスの曲はロータのディベルティメントコンチェルタンテだけ。
他の収録曲はショーソンの詩曲とラヴェルのツィガーヌ。
イタリアとフランスの作曲家,コントラバス協奏曲とヴァイオリン協奏曲という
よくわかんない構成。
ジャケットのあまりの簡素さに驚かされる。
ロータのディベルティメントコンチェルタンテというと,
あまり録音がないのですよ。
(トゥルンプ,ラインケ,ニーダーハマーが録音しているが
いずれも手に入れるのに苦労した。)
ようやく手軽に手に入る録音登場。
(しかし、近年はyoutubeで簡単にどんな曲か聴けるのでCDにこだわる必要もないのか?)
感想としては全体的な構成という意味ではいいと思う。
とくにオーケストラに自己主張があり,
たんなるソロの伴奏ではないのが好ましい。
ソロはやや不満。
音程はよいのだが
最近、はやりなのかどうか知らないが、洗練された線の細い演奏。
こういう線の細いソロは正直嫌い。
音程はずしてももっと香りたつ音が聞きたい。
変なアゴーギグを多用しているのも嫌だ。
この曲はイタリアの明るいイメージなのだから
小細工はいらない。
香り立つ音といえば、この前聴いたアザルヒンのCDがすごく感銘を受けたのだが
これについては別な日に記す。
ダウンロードで聞く分には安いし,いいのかな?