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大体この手の紛失は
合宿か演奏会のときに起きるから,
そのときに最善の注意を払っていたのだが
なんと家の中(だと思う)で紛失した。
松脂一個探すのに2時間近く掛けて
部屋の大掃除をしたが出てこない。どうでもいいものばかり出てくる。
他にしまった記憶がないのに何故なくなったか・・
と先週土曜からくよくよしていたが
今日、新しい松脂が届いた。(種類は前と同じ)
4000円近くの損失は痛いがまぁ、6年つかったなら
十分元は取れた。
それよりも悔しいのは「最後までつかえなかったこと」である。
大体、消しゴムひとつだって最後まで使い切るのは困難なのである。
松脂を6年使っていたというのはひそかな自慢が
(案外皆さんそれぐらいつかってるのかな?)
なくなってしまったことと、
苦楽をともにした(大分言いすぎ)松脂との別れが
実に悔しい。
今日届いた松脂を同じ状態にするには6年もかかるではないか!!
忘れたころどこからか出てくることを祈る。
南東北に住んでいると,弓の毛替えができない。
(毛がえどころか,弦楽器屋もないんですよ
東京の人には信じられないかもしれないが・・・)
そこでよく使うのが宅配
そうすると弓が帰ってくるまで弓がなくなってしまうので
3ヶ月前ほど前に安価なカーボン弓を買った。
さて、弓を買えば、ケースも買わねばならぬ。
弓を買うときに一緒に買おうと思い、
「弓買うのだから安くしてよ」とばかりに商談を行ったが
もとの弓が安いせいかどうしても安くしてくれない。(まぁ、しかたないね)
そういうわけで「ケースは要りません」と言い,
弓の箱をもらって帰ってきた。
さて、帰ってきたはいいが
どうしてもケースがないとさまにならない。
弓ケースが欲しい、どうせなら、今まで使っていた弓と今回買った弓の
2本がはいるケースが欲しい・・・
だが、2本入りのケースって高いのですよ(15000円ぐらい,定番のアルファ社のものは・・・)
しかも知人にそのケースの実物を見せてもらったところ
ケースに厚みがあって,本体のソフトケースのポケットに入らないのである。
それではもって行くのに不便だと思い買い控えていた。
しばらく,弓のケースのことを忘れていたのだが
最近、ヤフオクを見ると
「2本入り弓ケース 5980円(しかも新品)」
となっている。
なんてお買い得なのだ!と
おもい,即決しようと思ったがまてよ,ソフトケースに入らなければ仕方ないと思いとどまった。
商品画像に商品の寸法が書いてあったので
自分のソフトケースの弓が入る部分と照らし合わせてみると・・・
ギリギリ入りそうである。
というわけで即決。
さて、届いてみた。
メーカーが?なのと安価なので心配はあったが,
ものは悪い感じはしない。ジッパーなんかも壊れやすいかなと思いきや
そんなこともなさそうである。
細部までアルファ社のものと比べれば,劣勢やも知れぬが
すくなくとも悪いものではない。
しかも
ソフトケースに入った!
(ギリギリだけど・・・)
個人的にはこの一点だけで大満足である。
というわけで今回の買い物は大満足である。めでたしめでたし。
さて、商品は以下の画像。
なかなかよい買い物でした。
(尚,6月5日現在,まだ在庫があるようで同じものが出品されている。)
http://www.hmv.co.jp/product/detail/160583
NBBレコードから出ているCD。
最近、楽器が盗難に合ってしまうという不幸な事件のあった
斉藤輝彦氏のCD
このCDはいいですよ。
なかなか、誠実な演奏です。
派手さや情熱とはまた異なる演奏。何回聞いても疲れない感じがする。
音色が温かい。
曲目も非常に聞きやすい。
■ロンドンデリーの歌(横山潤子編)
■ラフマニノフ:ヴォカリーズ
■山田耕筰:赤トンボ(横山潤子編)
■ボッテジーニ:夢、カプリッチョ・ディ・ブラヴ−ラ、エレジー
■ブルッフ:コル・ニドライ
■バッハ:G線上のアリア
■サン・サーンス:白鳥
■プ−ランク:愛の小径
■ロッシーニ:一滴の涙
■グリエール:タランテラ
■ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
■シューマン:トロイメライ
■リスト(モルターリ編):ラ・カンパネッラ
初めてのコントラバスのCDをどれ買おうと考えたら、これを買うのもいいかもしれない。
斉藤氏の演奏は「無理しない」をスタンスにしているのではないか。
「無理して」高い音域を使わない傾向にある。(ヴォカリーズは例外)
特筆すべき点としては
ラヴェルのパヴァーヌ。
シュトライヒャーが演奏したものとほぼおなじ楽譜を使っているのだが
シュトライヒャーが1オクターブ上がるところであがらずに
コントラバスとして「無理」ない音域を丁寧に
弾いている。
コントラバスそのものの音色を大切にしているのかもしれない。
カプリッチョディブラブーラを弾いているので華麗なテクニックはあるのだろうが
あえてむりしないというスタンスが伺える。
エレジー(第1)はまれに見る名演。エレジーは録音多数あるが上位にくいこむだろう。
(同じ、日本人の歌い方だからだろうか?)
ロンドンデリーの歌は編曲が冴えているせいもあり素晴らしい演奏
(オブリガードに若干こっていて,違和感がなくもないがそういった編曲なのだろう
楽譜が欲しい 笑
逆に赤とんぼは編曲が懲りすぎて日本的な美に若干欠けるようにに思うが・・・)
ラカンパネラの編曲者もモルターリはコントラバス作品を書いている作曲家。
なかなか、効果的で派手なボッテシーニ風の編曲。
なかなかよいCDだが
生意気にひとつ書くとすれば,真剣に?聞いていると,聞いていて若干息苦しい。
理由はすぐわかった。呼吸が浅いのである。
大分生意気なのだが,弦楽器にはありがちなことだと思う。
だが、矛盾しているが温かい音で癒されるCDであることは間違いない。
おススメ。
斉藤輝彦氏は他にもbottesiniの協奏曲第2番を
日本人としてはじめて録音している。
これもそのうち聞いてみたい。
そう思わせた、いいCDです。