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今日は文屋充徳氏のCDの話。
彼の弾くボッテシーニについては以前述べた。
(本ブログの以下を参照)
http://nmodo.jugem.jp/?eid=6
今回、そんな文屋氏の弾くCDを見つけた。
http://cavalli-records.com/ccd/ccd243.htm
見つけたときの正直な感想は・・・
うーーーーーーーん
なんか、明らかにゲンダイオンガクだよね。
多分、コントラバス奏者の名前に文屋氏の名前がなければ、
100パーセント買わなかったと思う。
まぁ、文屋氏の名前を信じて買ってみた。
結果、予想通りのゲンダイオンガクでした。
(大体予想つきますよね)
つまらないことこの上ない。
いろいろ考えた。
1、ゲンダイオンガクのこういった曲は
(感情の入る余地のないような構成的?な音楽)
奏者の素晴らしい個性が入る余地がないのではないか。
2、あるいは文屋氏だからこそ、
作曲者の求めた表現を100パーセント出来たのか?
3、はたまたあるいは楽譜に即興性が記されており、
この演奏には文屋氏の個性がにじみ出ていたのかもしれない?
4、私の耳が前衛を受け入れないだけなのか?
5、あるいは、受け入れようと努力してないだけなのか?
ラーメン屋って開店してもリピーターがつかないとつぶれるよね。
悪いけど、このCDをもう一回聴こうとは思わないわけですよ。
だって音楽を聴ける時間は限られてるのに
そこで「修行」はしたくないではないか。
いや、「修行」のしがいのある曲も多数あることも認める。
しかし、どうも私の貧しい耳ではこのゲンダイオンガクを
聞き取ろうという意欲がわいてこないのだ。
時間がたてば変わるかもしれない?
今日は私の住む南東北は大雪(?)でした。
出勤にも難儀し、普段、車で25分弱の職場に行くのに
1時間半以上かかった。
理由は車がノーマルタイヤなので、電車と徒歩を併用して以降と思いきや、
愛するJ磐線のダイヤが乱れていたからである。やれやれ。
ただ、よかったことがひとつ。
帰り道に駅前でラーメンを食べながらビールを飲めた。
車がないとこういうことが出来るのが楽しい。
さて本題。
最近浮気をしている。
浮気といっても女性ではない。今、新しい彼女が出来たのでそれどころではない。
浮気しているのは楽器である。
いつもはチェコの4弦の楽器を使っているのだが、
以前書いたように、未完成とベト7を今取り組んでいるので
五弦の楽器を借りてきたのである。
5弦の楽器はオリエンテの5HO−58.
借りてきてなんだが、弾きやすいとはお世辞にもいえない楽器である。
しかし、ロングトーンなどは弾いていて気持ちがいい。
なにより、未完成の冒頭やベト7の5弦の音域を弾けるというのは
4弦では味わえない快感である。
さて、借りてきたのはいいが大変である。
まず、どちらも愛でなければいけないという義務感に駆られる。
ただでさえ、平日は楽器が弾けないのに、
一日交代で愛でるのがめんどくさい。
大奥で女同士の嫉妬があったというのはうなづける話である。
第2に部屋が大変狭くなった。
考えても欲しい。
あのでかいコントラバスが2台もあるのだ。
現在、まさにコントラバス2台と私は川の字で寝ている。
第3に二つの楽器の性格があまりに異なるということだ。
チェコの楽器
・4弦
・スチール弦
・フラットバック
オリエンテ
・5弦
・ナイロン弦
・ラウンドバック
あまりに性格が違うため、どちらがいい楽器なのかすらよく分からない。
手になじむ分、チェコの楽器のほうが圧倒的に弾きやすいのだが、
5弦の魅力を鑑みるとねぇ。
人間というのは(少なくとも私は)主観に左右される
意外に馬鹿な耳しかないということがわかった。
ちょっと話が違うのだが、最近弓を買おうと考えている。
安価なセカンドボウが欲しいのだ。
なぜなら、今の弓を修理に出したいからだ。
今使っている弓は大変つかいやすいのだが
フロックの上の金属の部分が磨り減ってしまい今、毛がえも出来ない状況である。
こういうときのためにやはり2本ぐらい弓は持っていたほうがいいと思うので
買おうと考えているのだが、
これも聞き分けは難しそうである。
松脂とか毛の状態とか・・・
当たり前のことだが楽器の選定は難しいという当たり前のことにいまさらながら気がついた。
ただ、総じて言えば、浮気は大変だが
4弦と5弦が手元にある状況は魅力的である。
5弦が欲しいという煩悩は募るばかりである。