専門家が見たら(見てるらしい!?)激怒必至!の
いやらしいアマチュアのコントラバスのCD批評が中心。
まぁ、だらだら続けていきます。
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Original Double Bass Sonatas

コントラバスのためのオリジナルソナタを集めたCD

HMVで入手可能
http://www.hmv.co.jp/product/detail/814255

ヒンデミット、モンターグ、jentzsch、エクレス、ミシェク・・・
この中に実はオリジナルでない作品があります。
さてどれでしょう?

答えはエクレス。エクレスのソナタは録音が山のようにあるが
元はヴァイオリンソナタだったらしい。
なのでこのCDのタイトルは嘘である。まぁ、ヴァイオリンより
コントラバスで演奏される方が多いかもしれないが。

ではCDの中身。
○エクレス 
標準的な演奏 1楽章の音色に一工夫欲しい。
2楽章はただ早いだけ。永島義男盤にはかなわない?
○ヒンデミット
遅いテンポで丁寧に引き込んでいる印象。
ひと味違う作品の魅力がわかる。3楽章のピアノのアルペジオは
早すぎて笑える。
○jentzsch
聞きやすい無伴奏作品

とまぁ、可もなく不可もないCDなのですが売りはミシェクとモンターグだろう。
○ミシェク(1番)
2楽章の歌い方が素晴らしい!こんなにも切なく歌い込めるなんて!
このCDの中ではミシェクが一番素晴らしいでき。
○モンターグ
モンターグは以前も紹介したが著名なコントラバス奏者。
クーセヴィツキーの協奏曲にカデンツァなどを書いている。
このソナタではおそらく下からE−H−E−Aの
変速チューニングを用いている。
なんかラフマニノフのチェロソナタを彷彿とさせる
ロマンティックな作品だがやや冗長。
やはりコントラバス奏者が自分のためにつくった作品よりは
ヒンデミットの作品が優れていることは言うまでもない。

全体的にはさして期待もしてなかったCDなのだが
奏者が結構上手く、どの曲も標準以上。
値段も安いし、入手も容易いのにミシェク、ヒンデミット、エクレスが
1枚で楽しめるという魅力はある。
| コントラバスのCD | 22:13 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | このページのトップへ
Duo Bassanova  ミシェクのソナタ第3番
今回は珍しいミシェクのソナタ第3番が収録されているCDに関して。

まずはこのCDの曲目を見て欲しい
(1) Christopher Benstead:Four episodes
(2) Giovanni Bottesini:Elegy
(3) Adolf Misek:Sonata 3
(4) Karel Reiner:Sonata
(おなじみhttp://www.geocities.com/Tokyo/1471/bass_cd_j.html?200628より引用)

ボッテシーニのエレジー以外全く聴いたことのある曲がない!!
ただでさえ、コントラバスの曲はマイナーなのに
その中でもさらにマイナーな選曲をするなんて
こんなCDが売れるはずがないではないか!
(といいつつ購入してしまった私。)

このCDではミシェクのソナタ第3番が入っているのがポイント。
ミシェクのソナタといえば、第1番から第3番まであり、
ボッテシーニ、グリエール、クーセヴィツキーさらには
ヒンデミットのソナタに比べるとどうしてもマイナーではあるが
比較的メジャーな曲と言えるだろう。
ミシェクのソナタは全体的にコントラバスの曲!っていうよりは
正当派のソナタで技巧的も難度が高そうである。
かめばかむほどいい曲かもしれないと思うのだが
一聴しただけではコントラバスで弾くことの難度が耳に付き、
親しめないのではないだろうか。
それでもソナタ第1番とソナタ第2番はかなりの数の録音がある。
なのに第3番は私が確認している限り、
このCDとniederhammerによる録音(未聴)しかない。
原因はその調整にあるのではないか。
ソナタ第1番はイ長調 おそらく記譜はト長調
ソナタ第2番はホ短調 おそらく記譜は短調
ソナタ第3番はへ長調 おそらく記譜は変ホ長調・・・

ト長調とニ短調は弾きやすいが変ホ長調はコントラバスの曲の調整としては
どうなのだろうか?
このことが録音の少なさを生んでいるのかもしれない。

さて、録音の内容。
ボッテシーのエレジーがしっとりとした素晴らしい演奏。
楽譜に()書きでかかれているE線(Fis線)の音域を使っているのは
特筆する点である。良い演奏。

そしてミシェクの第3番。
ピアノの音が割れてしまっている点を除けばなかなか地味ながらも
いい雰囲気を出している。ミシェクの3番もいい曲だと思う。
ただ、この録音で謎が一つある。
ここでは3楽章までしか演奏されていないのだが
niederhammer氏の演奏は4楽章まで演奏している。
また、以前リサイタルで聴いた文屋氏も4楽章まで演奏している。
何故、このCDでは3楽章までしか演奏していないのか?
確かに3楽章で終わってしまっても不自然ではない。
楽譜に複数の版があるのだろうか?
それとも奏者が4楽章は弾く価値がないと判断したのだろうか?
謎である。
ミシェクの3番はこういうこともあり謎の作品といえるだろう。

Karel Reinerのソナタは冒頭部の粗暴な部分が
印象に残るが全体的にはおもしろい作品だとは思えない。

このCDはミシェクのソナタ第3番愛好家にはたまらない物があるが
3楽章までしかない点は不満が残るかもしれない。
この奏者、エレジーを聴く限り上手いのだが
なにせ選曲が超超マイナーすぎるので一般的にはとてもすすめられない。
| コントラバスのCD | 21:41 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | このページのトップへ
トゥルンプ Contrabasso Classic Cantabile
今回採り上げるのは、
シュペルガーの研究家として有名なトゥルンプのCD。

収録曲等はドイツアマゾンを参照
http://www.amazon.de/Contrabasso-Classic-Cantabile-Klaus-Trumpf/dp/B000028DKB

トゥルンプはシュペルガーの研究家にとどまらず、
ヴァンハルの協奏曲の録音からもわかるように、
わかるようにその技量はかなりのものである。
そのトゥルンプがロータのディベルティメントコンチェルタンテを
弾いている録音がこのCDである。

ロータのディベルティメントコンチェルタンテは
曲の定着度に比して録音が少ない。
現在、正規(?)の録音として確認されているのは3種。
1、ゲルトラインケ盤  比較的入手しやすい オーケストラ伴奏
2、ニーダーハマー盤  入手困難      オーケストラ伴奏 未聴
(いつも書いてるんだがこのCD持っている方で譲ってくれる方は
 コメント下さい。本当に探しています。)
3、トゥルンプ盤    比較的入手しやすい ピアノ伴奏

ピアノ伴奏のためかソロが入るまでの壮大な序奏がカットされているのが残念。
冒頭のソロの重音はゲルトラインケ盤でも聴いていて困難さを感じたが
トゥルンプ盤でも困難さをやや感じる。
難しいのだろう。
全体的に遅めのテンポでアーティキュレーションを重視している感がある。
丁寧な演奏は相変わらずだが、
3楽章(アリア)なんかは迫力にやや欠けるか。
4楽章のラストをがっちり弾いているのは好感。
全体的にはラインケ盤より完成度は高いが、聴きとしてはオーケストラ伴奏の
ラインケ盤に軍配が上がるかもしれない。

他に注目されるのはシュペルガーのロ短調のソナタが収録さえている。
ニ長調やホ長調などは比較的録音があるが、ロ短調もあったのね。
この曲がシュペルガーが作曲したとは思えないほど、
ロマンティックでかっこいい!!
じつはこのCD、録音場所が二カ所あるようで
上記の二つの曲の録音状態は良いとは言えないが
まぁまぁ聴けるのだがその他の小品の音質が良くない。
グリエールの間奏曲なんかも録音が悪いせいでいまいち。
トゥルンプのヴァンハルの録音等は音質がよく
丁寧に弾かれた重低音が楽しめるのだがこのCDでは
トゥルンプがかすんで見える。

録音が誠に残念。
次回はミシェクのソナタ第3番についてでも語る予定。
| コントラバスのCD | 20:56 | comments(0) | trackbacks(2) | pookmark | このページのトップへ
70年代日本のコントラバス作品集
今回は「現代音楽」のコントラバスCD。

HMVで購入可能
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=59679/rmivars%3ftarget=_top

70年代ねぇ、古き良き日本って感じの響きがする。
奏者の田中氏はたしかNHK交響楽団の元首席。
日本語版のストラヴィンスキー「兵士の物語」にも参加している。

収録曲にはボッテシーニもクーセヴィツキーもない!
そりゃ現代曲だから。三善晃、池辺晋一郎、広瀬量平、平義久・・・
すべて邦人作品じゃないか。
正直なところ、このCDをじぶんで買おうとは思わなかった。
どうせ難解というかつまんない曲ばかりだろうと思ったからである。
そうしたら、図書館で発見。無料ならばと聞いてみることにした。

三善氏と広瀬氏の作品は
無伴奏コントラバスに、打楽器の合いの手が入る。
音量的に聞こえるかどうかは別として打楽器とコントラバスの相性はよいと思っていた。
昔、マーラーの交響曲を演奏したことがあるのだが
「fff」のところでティンパニーと全く同じことを
ピツィカートでやるという物があった。
ティンパニーに絶対音量で勝てる物か!聞こえるはずがない!とおもいつつ
その着想はおもしろいと思えた。
また、吹奏楽でもティンパニーとコントラバスだけがトレモロ!なんてのもあるので
コントラバスはおそらく多分に打楽器的要素を持っているのだろう。
クセナキスのような凶悪な作品かと思いきや、案外聞きやすい。
三善氏の作品の方が打楽器の入りがなかなかドラマチックで飽きさせない。
広瀬氏の作品は情熱的ではあるが、三善氏の作品に比べると今ひとつ。

次に、池辺氏の作品。
池辺晋一郎といえばN響アワーだが、氏の曲は初めて聴いたかもしれない。
(あっ嘘、昔、吹奏楽コンクールの課題曲に「胎動の時代」ってのがあったっけ。
 弾いたことないけど。)
エフェクターかなんかつけて音色をぐちゃぐちゃにしている。
うーん、コントラバスソロの魅力は
その音色にあると思うのだが・・・
けそ、おもしろいので作品としてはともかく、
自分でもエフェクターを通してみたい。(笑)

そして最後に平氏の作品。
この作品が一番ど肝を抜かれた。
とにかくE線の開放弦を弾きまくるのである。
いやぁこの発想はすごいねぇ。
ただ、途中からのフラジオの部分はつまらない。
どうせなら最初から最後までE線だけを弾きまくればいいのに。竜頭蛇尾。

演奏の方はかなり上手いのではないかと思う。
多分、メジャーピースを弾かせてもうまいのではないか。
現代音楽は割合どれもおなじでどれもつまらないイメージもあるが
このCDの4作品は割合個性的でおもしろい。
1曲1曲は短く、収録曲が少ないのもある意味よい。
現代音楽がたくさん入っていたら聴かないにちがいない。
| コントラバスのCD | 22:35 | comments(0) | trackbacks(2) | pookmark | このページのトップへ