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いやらしいアマチュアのコントラバスのCD批評が中心。
まぁ、だらだら続けていきます。
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Radoukanov コントラバス協奏曲集
コントラバスの収集癖が始まってから、
割合早い段階で手に入れたCDなのだがまだ紹介してなったのかといった感じ。
クーセヴィツキーの協奏曲、ヴァンハルの協奏曲、
ディッタースドルフのシンフォニアコンチェルタンテが収録されている。
メジャーな選曲でよいと思う。

HMVで購入できる?(06年8月25日現在 入手困難となっている)
http://www.hmv.co.jp/Product/detail.asp?sku=81168

このCDを買ったときに三重の驚きがあった。

まず一つ目
このCDはクーセヴィツキーを目当てに買ったのだが
このときはゲーリーカー盤しかもっていなかった。
聞いてみると、冒頭のオーケストラが軽やかなのである。
よく聞いてみると金管が入っていないのである。
こういう編成のCDはほかにもあるのだがこのときは珍しく感じた。
また、2楽章にハープが入ってるのもはじめて聞いたのでびっくりしたもんだ。
さて、この奏者はうまいと思う。
とくに1楽章はかなりの好成績であるといえよう。
とくに賞賛すべき点は1楽章の最後の例の重音の嵐の部分が
1回目はスラー、2回目はスピカートとしっかりと弾きわけている。
なかなか、しっかりと弾き分けているCDも珍しい。
ただ、これはこのCDの全体的にいえることなのだが
この奏者の遅い楽章がつまらないのである。なぜかはよくわからないが。
よって2楽章はいまいち。
クーセヴィツキーの3楽章って本当に聞かせるのが難しいと思う。
なぜかというと1楽章の反復部分があるせいで
3楽章が印象に残りずらいのである。このCDもその罠に陥っている。
昔は手放しで大好きだったこの協奏曲だが
最近は竜頭蛇尾なのかな、と思わないこともない。
聞きすぎて飽きてきたのかも。(笑)
現在11種類・・・集めすぎたかな。

さて、二つ目の驚きはヴァンハルの調性である。
このCDを手に入れるまではニ長調のヴァンハルしか知らなかったので
ホ長調があるというのは驚いた。
いまでは変ホ長調があるのも知ったが。
さて、さっきも言ったがこの奏者の2楽章は本当につまらない。
1、3楽章はホ長調の録音の中ではトップクラスのテクニックであると思うのだが。
あのひきづらい譜面をよくもこの速さで弾けるなと思う。
まぁ、そんな速く弾きたいならニ長調でもいいじゃんと思わなくもないが。
1楽章のカデンツァの演奏解釈?がいまいち好きじゃないが
まぁ、好演である。

さて、最後の曲にも驚きがあった。
ヴィオラとコントラバスの協奏交響曲では
ギュンタークラウス盤と弾いているパートが違うのに驚いた。
ただ、コントラバスがでしゃばってる感が否めず、
ギュンタークラウス盤の素朴な魅力がない。
この曲の録音はポシュタ盤も持っているがギュンタークラウス盤と
同じパートの割り振りであった。
どちらの割り振りが一般的なのだろうか?

結構、面白い曲が一枚にまとまっているから買って損はないとは思う。
| コントラバスのCD | 22:38 | comments(0) | trackbacks(1) | pookmark | このページのトップへ
コントラバスの対話
今回は「コントラバスの対話」というCD。
コントラバスとさまざまな楽器が二重奏形式になっている。

HMVで購入可能
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1495033

ジャケットがとてもかわいくて好き。
この企画とってもよい企画だと思う。
一緒に参加している楽器は
ヴィオラ、チェロ、フルート、ファゴット、トロンボーン、ハープ、コントラバス、
エレキベースとさまざま。
もちろん、すべてがオリジナル曲ではないが工夫次第で(工夫とテクニック 笑)
コントラバスはいろいろな楽器とデュオできるということである。

チェロとのデュオはおなじみのロッシーニの二重奏。
そのほかにコントラバスとのデュオでグランドデュエット第3番など
おなじみ(?)の曲のほかに珍しい曲もある。
(グランドデュエットも第3番を選ぶとはなかなか乙なプログラミングである。)
現代曲のようなフルートのデュオ(つまらないが・・・)、
ピッチカーと中心のベースを伴奏にしている曲、
エレキベースとの曲。
この中ではエレキベースとのm組み合わせがかなり面白い響きを生んでいるので
お勧め。エレキベースのやさしげな音色の上にコントラバスが歌うのである。

ファゴットとのデュオはテレマンの組曲であるが
おそらくアレンジ曲であろう。こういう、昔の曲はアレンジしやすそうだなと思う。
自分も工夫さえすればデュオが楽しめるというお手本である。
ヴィオラとのデュオはグリエールの組曲から子守唄。
このグリエールのヴィオラとコントラバスの組曲は
アフィニスのホームページで無料でCDが手に入ることは以前述べたが
やはりいい曲だと思った。
アフィニス盤よりにヴィオラの音がヴィオラらしいのがよい。
全曲収めてほしかったなぁ。
ハープとのデュオは協奏曲も書いているフランセがつくったデュオ。
相変わらず、おしゃれな曲である。
(やや長いのが玉に傷だが・・・)

そして、ある意味このCDの目玉はエルガーの
トロンボーンとコントラバスとのデュエット曲である。
なんとこの曲、オリジナルなのである。
エルガーという有名作曲家(1流かどうかは怪しいが・・・)が
こんなへんてこなデュオを書いてるとはすごい。
しかも約1分で終わってしまう短さ。
以前楽譜を売っているのも見たことがある。
このCDが有一の音源なのではないだろうか?

個人的な買いなCDだと思う。
音楽的な内容はわからないが企画性に敬意を払う。
| コントラバスのCD | 21:26 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | このページのトップへ
究極の癒し ゲーリーカー 無伴奏チェロ組曲第1集 後編
ようやく少しの間、暇ができたので更新。
あと、パソコンが少しの間壊れていました。

さて、バッハの内容。
カーって本気を出すとうまいなと思う。
よく、カーのテクニックはたいしたことないみたいな意見がある。
確かに明らかにやっつけ仕事名録音もあるし、
音程も今最先端の奏者に比べると甘い。
しかし、このバッハはかなり本気出していると思う。
まぁ、それでも賛否両論なCDで「弾けてない」とか「バッハを馬鹿にしてる」とかいう
意見があるがとにかく音がいい。
カーのコントラバスの深みのある音を聞くと
チェロの音はもちろん、他の奏者の音も物足りなく感じる。
また、無伴奏なため、じっくりと味わうことができる。

しかし、こんなことは本来どうでもいいのだが
どうやってコントラバスで弾いているのだろう。
カーはリサイタルではこの無伴奏を扱わないらしい。
チューニングに工夫がされているのかもしれない。
しかし、「コントラバス」という見地で見てもしょうがない。
コントラバスのCDはよく、
「コントラバスなのにすごい」とか「チェロのようだ」などといわれるが
こんなに素晴らしい音のCDなのだからなんでもいいではないか。

さて、第3番の冒頭が素晴らしい。
ただのスケールなのにこんなに素晴らしく弾くとは。
(ただ、最後のAの音は音程が悪い 笑)
カーの公式ページの冒頭にも使われているので聞いてほしい。
いい音に囲まれながら夜聞いてるのは最高に癒しである。
そして、このCDいいところは適度に眠くなるところである。
私はバッハはおろかメンデルスゾーンやモーツァルトなどでも眠くなる。
だから寝るときはいいのだ。
ラフマニノフやチャイコフスキーでは興奮して寝られなくなってしまうではないか。

最後に、私は正直に告白すると
チェロの無伴奏組曲を聴いたことがない。
正直、眠くなるようなこんな曲を
カーの素晴らしい音以外で聴くものか。
まぁ、邪道であることはわかっているが。
| コントラバスのCD | 22:59 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | このページのトップへ
究極の癒し ゲーリーカー 無伴奏チェロ組曲第1集 前編
少しボッテシーニから離れます。

さて,寝るとき音楽を聴く方は多いと思いますが
どんな音楽を聴きますか?
私も気言え寝るときがあるが,間違ってもラフマニノフやショスタコーヴィチを
聴いては行けない。
以前,寝るときホロヴィッツ,オーマンディのラフマニノフピアノ協奏曲第3番を
聴き始めたら心がエキサイトして,
最後まで聴いてしまい翌日寝不足になってしまった。

さて,私が寝るとき聴く曲は・・・
○久石譲 「紅の豚サウンドトラック」より「帰らざる日々」 
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000059HT2/sr=8-2/qid=1155728346/ref=sr_1_2/503-3234473-1755123?ie=UTF8&s=gateway
○モリコーネ 「ロータ&モリコーネ作品集」より「ニューシネマパラダイス」
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00005J3R2/sr=8-8/qid=1155728555/ref=sr_1_8/503-3234473-1755123?ie=UTF8&s=gateway
(現在廃盤か?)
○ラヴェル ピアノ協奏曲より第2楽章(アルゲリッチ)http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00005FIU2/sr=1-5/qid=1155728776/ref=sr_1_5/503-3234473-1755123?ie=UTF8&s=classical

そして,極めつけは
ゲーリーカー バッハ 無伴奏組曲第1集
アマゾン他どこでも購入できる
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00005F6K2/sr=1-5/qid=1155728879/ref=sr_1_5/503-3234473-1755123?ie=UTF8&s=classical
どうでもいい話だがこのカーのCDは
海外版とではジャケットが違うようである。
個人的には日本版の方がかっこいいな。
海外版のジャケットはこちら。
http://shop1.mailordercentral.com/lemurmusic/prodinfo.asp?number=R425

さて,この第1集にはバッハの無伴奏チェロ組曲の第1番から第3番まで
収録されている。第1番のプレリュードは誰でも聴いたことがあるだろう。
第2集は持っていないのだが,4番から6番まで収録されている。
さてここで心配なのは昨年末だったかな
第2集が発売されたと同時に
第1集と第2集を一緒にしたお得な価格のセットも出たのだ。
(いずれもHMVで買える。)
第1集を持っている人は第2集だけ買って
持ってないひとはセットを買ってねという配慮なのだろうが
そのうち,セットがあるがために
第2集だけが廃盤になってしまうのではないだろうか。
そうすると第1集だけ持っている私は第2集を買うためにセットを
買わなければならなくなるのではないかという不安である。
だったら今のうち第2集を買えば良さそうなものだが
このCDはじっくり聞き込みたいので今は第1集を聞き込んでいる段階である。
(第2集のジャケットもとても最近のカーらしくてかっこいいと思う。
 その反面セット物のジャケットは「ブラウンソフトシュー」の転用というのが
 気にくわない。)
第2集のジャケット
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1450343
セットのジャケット
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1450336
ブラウンソフトシューのジャケット
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1929394

さて,長くなってきたので内容については次回。
| コントラバスのCD | 21:03 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | このページのトップへ
究極のボッテシーニ フルトークのボッテシーニ集
さて,今までさんざんボッテシーニのCDについて述べてきたが,
今回のがどう考えても究極の一枚だろう。

HMVで購入可能(わりあい,大きなCD屋では見かける。)
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=843133
まず,HMVで試聴できるので聴いて欲しい。
どの曲もすごいテンポが速い。
奏者の表記がHMVで間違って「チェロ」と書いてあるのだが,
たしかにこの速さならチェロと間違ってもしょうがないだろう。
とにかく,すさまじく速いテンポの中どの曲もテクニックが完璧である。

まず,私がボッテシーニの中で一番好きな「パッショーネアモローゼ」。
これは2台のコントラバス版で4楽章制である。
「パッショーネアモローゼ」とかかれたものは3楽章制のものが多いので
4楽章制なのに「パッショーネアモローゼ」・・・
興味深いがこの問題は深入りしないことにする。
(「パッショーネアモローゼ」の謎についてはこのブログの
 「ボッテシーニを考える」シリーズを読んでいただきたい。)
2台のコントラバス版はすさまじい重低音と重々しいテンポなものだと
決めつけていて
「正直,この曲の2台のコントラバスバージョンはだめだろう。」と思ってたが
すさまじく軽やかである。終楽章の軽やかさは縄跳びを跳んでるところを連想させた。
本当にすごい。ヴァイオリンとコントラバスヴァージョンよりも
軽やかかも知れない。
これだか上手い奏者が二人そろうと本当に名曲だと思う。

コントラバス協奏曲第2番
1楽章の序奏と3楽章のラストが編曲されているのが特徴。
テンポがやはり速い。テクニックに余裕があるせいか,
ルバートなども思うがまま。テクニックに余裕がない
ボッテシーニはよく聴くが(笑),ここまで余裕があるのは初めて聴いた。

コントラバス協奏曲第1番
1楽章の序奏でバディラ盤ではティンパニーをドコドコ叩くところが
ファゴットで頑張ってやってるのが笑える。(どちらがオリジナルか知らないが。)
3楽章は・・・
「なんだこいつは!おかしいぞ!」
といったテクニック。おかしい,手が3本ある気がする。
超スピードなのだ。多少,スラーのあたりでもたつくが
そんなのはまったくノープロブレム。
なんじゃ,この速さは!

補足としてバディラ盤とちがってオーケストラもいい。
パッショーネアモローゼの1楽章(3楽章制ではない楽章)や
協奏曲第1番の2楽章は名サポートである。
とくに後者は音の出だしからバディラ盤とは雲泥の差があるくらい
オーケストラが美しい。

とにかくどの曲もいままでのボッテシーニ観を覆す名演である。
まちがいなく「買い」のCDだろう。
騙されたと思って買ってみてください。
間違いなく後悔しません。
この人の協奏曲第1番のDVDでないかなぁ,でるわけないけど
あんだけの高速演奏のテクニックを是非,眼でも見てみたい。
すんごいポジション移動なんだろうなぁ・・・

フルトークさん,是非来日してリサイタルやってください!
仕事休むから。(まずいなこの発言は。嘘です,仕事も頑張りますけど。)
とにかく,みなさん,まずフルトークを聴いてください。
コントラバス観が変わります。
| コントラバスのCD | 21:20 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | このページのトップへ
ショスタコーヴィチ生誕100周年
最近,また仕事が忙しくなってきたので更新が滞っております。

今回はフルトーク氏による究極のボッテシーニのCDについて取り上げたいと思ったが,
もう少し暇になってからまとめてかこうと思うので
今回はコントラバスのCDとは関係のない話題。

今年は自分の中でショスタコーヴィチが最高に盛り上がっています。
この作曲家,「革命」だけで終わらせるにはもったいない魅力がメチャクチャある。
(まぁ,今時ショスタコは「革命」以外知らないよという人も
 いないと思うが。)
日常的に聴いてるショスタコのCD(オケの名前とか忘れてるところは省略 笑)
交響曲5番「革命」 バーンスタイン ニューヨークフィル
交響曲第13番「バーヴィ・ヤール」 ハインティング
チェロ協奏曲第1番 小澤 ロストロポーヴィチ ロンドン響
チェロ協奏曲第2番 M・ショスタコーヴィチ シフ バイエルン放送響
ヴァイオリン協奏曲第1番 アバド 五嶋みどり ベルリンフィル
ヴァイオリン協奏曲第2番 ロストロポーヴィチ ヴェンゲーロフ ロンドン響
ピアノ協奏曲第1番 ブロンフマン

これらのCDなんと,全部図書館で借りてきたので
お金が1円もかかってないところがみそである。
いわゆる定番盤はそろってるのではないだろうか。
(あ,嘘,チェロ協奏曲第1番は買ったんだ。
 シフとヨーヨーマのチェロ協1番は借りてきたんだが。)
これらのCDを借りてきた後,CD−Rで車の中で聴いてるのだが
(オーディオにこだわる人に怒られそうだが)
バーヴィヤールを出勤時に聴いてると本当に朝から変な気分になれます。

で,ヴァイオリン協奏曲第1番やチェロ協奏曲第1番は
割合有名になってきたと思うのだが,是非,2番もオススメします。
どちらの2番もはじめは本当に取っつきづらかったのだが
聴いてるうちに深みがすごくあるのだ。
以下私見
ヴァイオリン協奏曲第2番
3楽章はよくもこんなにグロテスクな音楽がかけるなぁとすごく思った。
チェロ協奏曲第2番
3楽章は「死」を感じる。最後のチェロのD(かな?)ののばしで
「あぁ,死んじゃった」って本当に思う。
是非,オススメです。

こうなってくると,もっといろいろな演奏が聴きたいと思ってしまう。
オイストラフ,ムラヴィンスキー盤の協奏曲第1番も欲しいし,
(オイストラフ,M・ショスタコがイマイチだったから)
ロストロのチェロ協奏曲第2番も欲しいなぁ。
秋のN響のアシュケナージのヴァイオリン協奏曲第1番交響曲10番も
聞きに行きたいなぁ,
早く決断しないと,いい席が売れてしまう。(ただでさえNHKホールなのに)
けど,こないだ,都響,庄司紗矢香でヴァイオリン協奏曲第1番聴いたばかりだしなぁ。

そして,最後に愚痴。
なんと,この南東北に11月旧レニングラードフィル(サンクトペテルブルグフィル)が
来るのだ!すでにチケット購入済み。
ただ,プログラムが若干気にくわない。
東京公演ではバーヴィヤールとヴァイオリン協奏曲第1番
(しかもソリスト,レーピン!!!)なのに,
南東北公演では革命とチャイコフスキーのピアコンなのである。
たしかにここはド田舎だ。
以前,モスクワ放送響が来日した際,チャイコのバイコンの
1楽章で盛大に拍手がなったぐらいである。(まぁ,なってもいいのかもしれないが)
下手すれば今回のピアコンも1楽章で拍手がなるとにらんでいる。
だから,旧レニングラードフィルに
「バーヴィヤールも第1楽章で拍手がなって
 台無しになるから革命でも聴かせとけ」と思われているような気がする。
まぁ,ホール的にバーヴィヤールは入らないが・・・

と,言うわけで今年は
ショスタコの記念イヤーを楽しんでます。
モーツァルトなんてくそくらえだ!
| その他 | 19:15 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | このページのトップへ
バディラのCDА.哀薀鵐疋妊絅┘奪箸砲弔い胴佑┐
だらだらと続けていたバディラのシリーズもいよいよ最終回。
ようやく終わるなぁ。
なにも義務でかいてるわけではないが。
しかし,マニアックなブログだよなぁ,と思うが
アンチミクシィの立場の私としてはこういう
こだわりある?コンセプトを自画自賛しております。

ボッテシーニにはグランデュオとグランドデュエットがある。
おそらく一般的にはグランデュオは
グランデュオコンチェルタンテを指し,グランドデュエットは
2台のコントラバスによる曲を指す。
今回取り上げるのは「グランドデュエット」の方である。
最近,広く流通しているカメラータの低音シリーズにも
このグランドデュエットを2曲収めたCDがある。
(持っていないが一応紹介
 http://www.camerata.co.jp/J/cd/cd_f.html)
このCDが広く流通しているので
グランドデュエットというのは2曲しかないと思いきや,
じつはグランドデュエットは第3番まであるのだ。
このバディラのCDは3曲全てを録音している。

ただ,内容ははっきりいってキワモノである。
コントラバスのソロだってキワモノなのに
2台のコントラバスがピアノの伴奏もなしに延々と20分以上
弾いてるのだ。はっきりっておもしろいはずがない。
しかもこのグランドデュエット,
3曲とも曲が極めて似ていると思う。
個人的には1番が一番よくできてるのかなぁと思う。
ゲーリーカーの異常なテンションによる
グランドデュエット第1番に関しては以前紹介したが
それぐらいのテンションがないとこの曲,おもしろくもおかしくもない。
バディラ盤は非常に清潔であるのだが
(ちなみに2番コントラバスはギュトラー)
おもしろくもおかしくもない。
ただでさえ,曲が正直駄作なんだから模範的にひいてはいけないのだ。
2番をヴィオラとコントラバスで演奏しているCDがあったのだが
現在,廃盤。こういった工夫はおもしろい。
以前もかいたが,第1番を永島義男氏が
チェロと演奏していたのを聴いたことがある。これも一つの工夫だと
いえるのかもしれない。(あんまりおもしろくなかったが)

ボッテシーニがこれを作曲した時代に
このボッテシーニによる「酔狂」な企画に便乗した
もうひとりのコントラバ奏者がはたしていたのだろうかと
以前から疑問だったが,ブックレットを見る限り
初演者の名前が書いてある。
当時,ボッテシーニ以外にも,コントラバスの「名手」がいたようである。

さて,4枚組のボッテシーニ集を
総括して考えると様々な曲が聴けるという意味ではまぁお買い得である。
グランドデュエットなんて単品でわざわざ買うような代物でもないし,
こういうかんじにオマケとして聴かないと聴く機会はなかなかないだろう。
ボッテシーニの曲に新たな出会いを求めるのであれば買ってもいいと思う。
全体的にバディラという奏者は悪くはない。
さて,このバディラ4枚組をかって
ボッテシーニについて詳しくなったと思いきや,世の中には
ヤルダーニのボッテシーニ集(現在5枚 発売中)や
巨匠マーティンによるボッテシーニ集(現在4枚 発売中)があるので
本当にボッテシーニは奥が深いと思う,が
さすがにそこまでつきあいきれない。
ヤルダーニもマーティンもまだ,別売りのみで
セットになっていないのでこのセットになっているバディラ盤は
買いやすいことは間違いないだろう。
「値段の安いシュトライヒャー盤があれば
 ボッテシーニなんてどうでも良くない?」
という声も聞こえてきそうだが,
様々なCDを欲しくなるところが一種オタクだろうなぁ・・・

こんなにたくさんあるボッテシーニのCDだが
究極の一枚がある。
次回はその究極のボッテシーニのCDについて触れてみたい。
| コントラバスのCD | 13:31 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | このページのトップへ
バディラのCDΑ.船礇ぅ灰侫好ーをコントラバスで弾く
さて,しばらく放置していたバディラの話題。
かいてる本人もなにをかいてたか覚えていないので,
おさらいすると,要はボッテシーニの協奏曲第1番の
1楽章はつまらないと言うことである。

ただ,2楽章になると協奏曲2番の
2楽章よりおもしろいのではないかと思う。
この楽章聴くとチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番の
2楽章を何故か思い出す。
3楽章はトランペットのハッタリじみた
ファンファーレから始まる。
その後はとにかく超絶技巧である。
すごいすごい,おそらく指板のはじからはじまで
高速で移動してるのではないだろうか。
曲としては協奏曲2番の3楽章の方が優れていそうだが
コントラバスを弾いたことのある者にとっては
この第1番の3楽章は奇跡体験のような物である。
ハイトーンの抒情的な部分もバディラ盤は歌いこんでいて美しい。
最後になるとバディラ盤ではギアチェンジをしてさらに加速する。
こうなると圧倒的である。
ヤルダーニ盤やゲルトラインケによる演奏では
この楽章がとにかく遅いのだがこのアクロバティックな楽章を
遅く演奏してどうするのだと言いたい。
(ちなみにフルトーク盤ではもっと超高速である。
 フルトーク盤は本当に素晴らしいがこのバディラ盤の
 中庸?なテンポも捨てがたい。)
マイナーなコントラバス協奏曲1番だが2,3楽章は
第2番に決して劣らない魅力がある。

さて,コントラバス協奏曲第2番も収録されているが
バディラ盤はとにかくオーケストラの編成が豪華である。
ただ,協奏曲第1番同様そのオーケストラがおそろしく下手である。
第3楽章の出だしなどが全くあっていない上,音も汚い。
終わりの部分もとにかくあっていない。
はじめ聴いたとき,本当に唖然とした。
あとは録音によってコントラバスの音がやたら強調されている。
あんなに響くもんか。マイクが近いのだろう。
ただ,その辺をわりきってきけば豊かな重低音を味わえる。
カデンツァ後の圧倒的なスピードは素晴らしい。
オーケストラが下手な点に目をつぶれば良いと思うのだが
好みが分かれるところか。個人的にはかなり好き。
グランデュオコンチェルタンテ収録されている。
一部,難しく編曲してある。
ラストの持っていきかたは本当に上手い。
この奏者,あまりいい評判を聞かないが個人的にはすごいと思う。
テクニックは確かだし,迫力も十分である。

さて,いよいよ本題。
このCD,ボッテシーニの4枚組集であるにもかかわらず,
なぜか一曲だけチャイコフスキーが収録されている。
あの「ロココの主題」をコントラバスで弾いているのである。
ただ,この「ロココの主題」はチャイコフスキーがかいたにしては
おもしろくもおかしくもない曲である。
大作曲家がチェロのためにかいたので
残っていただけなのではないだろうかと思ってしまうのは
自分の耳が悪いからであろうか。
バディラの演奏も平凡な感じ,
あんま感情むき出しの曲でもないのだろうが。
これを録音したいとがよく分からない。
ボッテシーニの協奏的作品はまだまだ録音に値する物があると思うのだが。
ゲーリー・カーがドヴォルザークの協奏曲を録音してるのは有名だが
無名?な奏者がいかにロココを演奏しても
騒がれないのは悲しい話である。
まぁ,カーのやったことの方がずっと偉大ではあるが。
よく考えてみるとチャイコフスキーの作品はコントラバスにむかないのか
チャイコフスキーの作品を編曲して
コントラバスで弾くという話はあまりない。
あのセンチメンタルな旋律をかくチャイコフスキーの作品は
コントラバスに合いそうな物だが。
ただ,交響曲第6番「悲愴」のはじめの暗すぎるコントラバスの和音や
フィナーレでの救いようのない三連符は
コントラバスにすさまじくマッチしており
そのことを考えるとチャイコフスキーは
ある意味コントラバスをよく知っていたのだろう。
むしろ変な編曲作品を弾くより
悲愴のラストを魅せてこそコントラバス冥利につきるのだろう。

以下,脱線
西本智美がチャイコフスキー交響曲第7番?を演奏して
話題になったが,余計なことをした物だと本当に思う。
最後は「悲愴」だからいいのではないか。
余計な蛇足もいいところである。
補筆盤とかよくあるがいかに研究しようが本当の作曲家の意図なんか
つかめるはずがないのだ。
あの救いようのない悲愴こそがチャイコフスキーの
最後のメッセージなのではないか。
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