専門家が見たら(見てるらしい!?)激怒必至!の
いやらしいアマチュアのコントラバスのCD批評が中心。
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滝平二郎展に行く
滝平二郎

「たきへいじろう」ではない、「たきだいらじろう」である。
「モチモチの木」の挿絵(切り絵)で有名な方です。

音楽ばっかやってますが、まれに展覧会にも行きます。
昔は全部を必死に見たり、解説を読まなきゃと思っていたのだが、
ある段階からぱっとみておもしろくないものは詳しく見ないという主義になった。
面白いものは一見して何かがあると信じてる。
まぁ、素人ですが。

重ねて言うが素人の私が見ても非常に面白い展覧会だった。
以下、素人の戯言。

彼の作品は今日見たところでは、
結局のところ「日本の風景」あるいは風俗ということに尽きる気がする。
若い私は体験したことのない風景だがある一定の年齢層には
思い出深いものだと思う。
しかし、体験したことのない風景でも日本人のDNAにしみこんでいるのか
非常に心休まる風景であった。
いや、案外、現代にもこういった風景の片鱗はあるのかもしれない。

特に私の住む県は田舎なのでよく探せば、
昔の「なごり」というものを見ることが出来る。
特に今、仕事をしている場所はそのような片鱗が実に「見える」。
その片鱗は見ようと思わなければ見えないものである。
日本中、そういった片鱗は確かにあるだろう。

しかし、それはあくまでも片鱗に過ぎないのだろう。
片鱗は片鱗に過ぎない。
今となっては見ることの出来ない「風景」
そんなものを描いているのだろう。

特に作者が70代の作品は素晴らしかった。
1990年代に作られた作品で数は少なかったが
今となっては見られない風景を、
回想して描いたのではなかろうか。
回想が故にに実物よりも美しくなっているに違いない。
数の多かった50代の作品は
まだ、現実の延長にあったような気がする。
ゆえに70代の作品のほうが美しさにあふれていた。
あるいはそれは儚さを帯びていたともいえる気がする。

昔の日本は今よりも色彩にあふれていたのではないか。
そんなことを考えた。
それは周囲から感じ取れる「昔の片鱗」から考えるものなのか、
それとも体験できなかった故のあこがれなのか?
それは分からない。

非常に心にしみる作品展でした。
一生懸命見たのでつかれたけど(笑)
| その他 | 22:07 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | このページのトップへ
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