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聴いてきました。生クーセヴィツキーの協奏曲。
これで生で聞いたのは2回目。
初めて聴いたのは読売日本交響楽団の星氏の演奏でした。
当時の感想はこの曲を良く知らなかったこともあり,
(東京芸術劇場の3階で聞いていたせいか)
あまり独奏が聞こえず,冒頭のホルンがかっこいいなぁぐらいしか感想がなかった。
終演後のさくらっぽいブラヴォーがやたら
耳についたが「かっこいい曲だったなぁ,CDほしいなぁ」と
思ったのは覚えている。
その後,動画でこの演奏を見て「へぇ割合いい演奏だったじゃないか」と思った。
その後、ゲーリーカーを初め多々録音を聞き,
楽譜もゲットし,自分でも「音を並べる」ことが出来るようになった。
(あくまで音を並べるだけできちんとは弾けるわけがない)
そんな今,生クーセヴィツキーはどう聞こえるか非常に楽しみでした。
そういうわけで無知だった前回より今回は
感動のハードルは明らかに高かった。
さて,南東北より上京。
前プロ「禿山の一夜」が終わると,
オーケストラは大分編成を刈り込みました。
(ヴァイオリンから 5−4−3−2−1だったように見えた。
ハープあり,ティンパニー,トランペットはなし
よく見る編成の版でした。)
さて演奏の感想
やっぱコントラバス協奏曲って
企画に無理があるよね。
断っておくが演奏そのものは
よかったと思う。
まぁ、細かい粗を探せば
第1楽章の2回出てくる副次的主題の音程が2回とも崩れたことや
第3楽章の肝心なところでいい音程が響かなかったこと,
音のひっくり返りが多かったことなどなどあるが
まぁ、コントラバスという楽器を考えると仕方ないやも知れぬ。
あれ以上のパフォーマンスは現実的に難しいかもしれない。
けどなんというか,第1楽章のカデンツァ後に
オーケストラの伴奏が音を絞ったとたん
会場には間違いなく「??」という雰囲気が漂った。
コントラバスがぼそぼそと奏でる音をみんな真剣に聴いていたというか
応援していたというか。
音程をはずす度に(そんなに悪い音程ではなかったのだが)
会場に緊張感が走り,不安の中最後までみんな応援をしているかのような雰囲気。
伴奏のオーケストラの方も独奏の音が聞こえずらかったのかもしれない。
3楽章後半で16分音符になりテンポが変わるところところは
伴奏が一瞬宙に浮いてしまい,崩壊するのではとひやりとした。
(指揮者が悪いのか?)
率直に言ってしまうと
正直聴いていてなんかつらいものを感じた。
曲を知らなければもっと素直に聞けたのだろうか。
演奏後の拍手もなんかぶじ終わった安堵感のような感じでした。
しつこく書くが演奏は多分良かったのだと思う。
けどそれはコントラバス業界内ではという
前置きがついてしまう。悲しいがそれがコントラバスなのやも知れぬ。
やはり企画に無理があるのだ。
コントラバスは音量が小さすぎる。音域がこもりやすすぎる。
今回はサントリーホール2階正面の後ろのほうで聞いていたが
じつはわざとそこで聴いたのです。
1回の前のほうが独奏が良く聞こえるに決まってるが
後ろで聞いてみてどんな聞こえ方がするのかに興味があったのです。
山本氏もおそらく音量的な工夫をされていて,
オーケストラ伴奏よりわざと音を遅く出して目立つようにしたり
ボーイングを頻繁に返したりしていたように見えた。
(1楽章の重音後のスラーで弓を返したり
3楽章後半の16分音符は1回目をスラー,
2回目を完全にデタッシュにしていた。)
今回の演奏も録音で聞いたら名演なのかもしれない。
あるいはもっと小ホールで聞いたら感動したかもしれない。
コントラバス協奏曲は大ホールではつらすぎる。
事実,1階席のほうが拍手は盛り上がっていたよう気がする。
(1階R席の拍手が鳴り止まず,カーテンコールが1回増えた)
CDやyoutubeで流れているクーセヴィツキーの名演だって悲しいかな,
大ホールで生で聞けば今日のような感想やも知れぬ。
クーセヴィツキーという曲が悪いのかもしれない。
小ホールでヴァンハルやディッタースドルフなら
楽しく聴けそうだ。
この演奏会さらに悲しいことに
後半がシェヘラザードだったことである。
独奏ヴァイオリンの音が通ること美しいこと。
四方氏のソロが素晴らしかったのはもちろんだが
やはりヴァイオリンは得だな。
と思った。
まぁ、いろいろ書いてしまったが今日はいい経験でした。
また生クーセヴィツキーがあったら聞いてみよう。
ひょんなことから、コントラバスのわずかな「はがれ」を発見してしまった。
見つけたら
修理しなきゃ
なんないじゃないか!!
はがれの修理はたいした額にはならないと思うが
東京に行くのは
面倒くさいし金がかかる!!!
弓の毛換えもしたいし(2年ぐらい毛換えしてない)、
弦も変えたいし(3年ぐらいか?変えてないような)
南東北、不便すぎるぜ。
6月に都響のクーセヴィツキーの協奏曲を聴きに
上京するから
そのときに楽器と旅しよう。
修理依頼はいいのだが
引き取りに
もう一回上京するのが
面倒くさい。
スケールやれと思った。
なので基本的には要点だけをさらっていた。
忙しくて奏毎日楽器がさらえるわけではないのだから、
このさらい方がベストだと思ったのだが、最近はそうでもないかな?と
思うようになった。
上記のさらい方だと、難しい部分(音符が多いあるいは速弾き)は弾けるのだが
何気ないクレッシェンドや急なリズムの変化を落とすことが多いことに気がついた。
最近は特に合奏などに毎回出られるわけではないので
通して弾く機会もそうはない。
なので最近は通して弾くことも大事だと思った。
今日は職場の日帰り旅行だった。
6時半には家に着いたので楽器を練習することにした。
よっぱらっているせいか?実に音程が悪くて
自分が嫌いになりました。
たとえば、嬰ヘ長調の3オクターブのスケールをやるわけですよ。
すると不思議なことに2オクターブ目、3オクターブ目は
割合音程がいいのに、
1オクターブ目の音程が悪いのである。
難易度から考えれば、断然、1オクターブ目が簡単なはずなのだが
(いや、そうとも言い切れないが)
理由は分かった
2オクターブ目、3オクターブ目を引くときは
いろいろなことに気を使っていた。
シフティングのタイミングやひじの位置、指の滑らせ方・・・
しかし、1オクターブ目を「なめる」あまり
1オクターブ目のときはあまり意識していなかったのである!
うむ!初心忘れるべからずだ!
ちょっとあせって(?)
丹念に嬰ヘ長調に加えて,変ロ長調や、ロ長調のスケールを重点的にやりました。
最近、嫌いな,変イ長調の2オクターブスケールをよくやってたのだが
このスケールのほうがいつの間にか好きになっていたりした・・・
けれどオケの曲で重点的に使うシフティングって
ロ長調とか嬰ヘ長調の動きなんだよね。
今日は反省!初心忘れべからず!
短くても効果的な練習をしよう!
夏はスケールとクロイツァー(エチュード)を丁寧に弾いて楽しもう!
大体この手の紛失は
合宿か演奏会のときに起きるから,
そのときに最善の注意を払っていたのだが
なんと家の中(だと思う)で紛失した。
松脂一個探すのに2時間近く掛けて
部屋の大掃除をしたが出てこない。どうでもいいものばかり出てくる。
他にしまった記憶がないのに何故なくなったか・・
と先週土曜からくよくよしていたが
今日、新しい松脂が届いた。(種類は前と同じ)
4000円近くの損失は痛いがまぁ、6年つかったなら
十分元は取れた。
それよりも悔しいのは「最後までつかえなかったこと」である。
大体、消しゴムひとつだって最後まで使い切るのは困難なのである。
松脂を6年使っていたというのはひそかな自慢が
(案外皆さんそれぐらいつかってるのかな?)
なくなってしまったことと、
苦楽をともにした(大分言いすぎ)松脂との別れが
実に悔しい。
今日届いた松脂を同じ状態にするには6年もかかるではないか!!
忘れたころどこからか出てくることを祈る。
南東北に住んでいると,弓の毛替えができない。
(毛がえどころか,弦楽器屋もないんですよ
東京の人には信じられないかもしれないが・・・)
そこでよく使うのが宅配
そうすると弓が帰ってくるまで弓がなくなってしまうので
3ヶ月前ほど前に安価なカーボン弓を買った。
さて、弓を買えば、ケースも買わねばならぬ。
弓を買うときに一緒に買おうと思い、
「弓買うのだから安くしてよ」とばかりに商談を行ったが
もとの弓が安いせいかどうしても安くしてくれない。(まぁ、しかたないね)
そういうわけで「ケースは要りません」と言い,
弓の箱をもらって帰ってきた。
さて、帰ってきたはいいが
どうしてもケースがないとさまにならない。
弓ケースが欲しい、どうせなら、今まで使っていた弓と今回買った弓の
2本がはいるケースが欲しい・・・
だが、2本入りのケースって高いのですよ(15000円ぐらい,定番のアルファ社のものは・・・)
しかも知人にそのケースの実物を見せてもらったところ
ケースに厚みがあって,本体のソフトケースのポケットに入らないのである。
それではもって行くのに不便だと思い買い控えていた。
しばらく,弓のケースのことを忘れていたのだが
最近、ヤフオクを見ると
「2本入り弓ケース 5980円(しかも新品)」
となっている。
なんてお買い得なのだ!と
おもい,即決しようと思ったがまてよ,ソフトケースに入らなければ仕方ないと思いとどまった。
商品画像に商品の寸法が書いてあったので
自分のソフトケースの弓が入る部分と照らし合わせてみると・・・
ギリギリ入りそうである。
というわけで即決。
さて、届いてみた。
メーカーが?なのと安価なので心配はあったが,
ものは悪い感じはしない。ジッパーなんかも壊れやすいかなと思いきや
そんなこともなさそうである。
細部までアルファ社のものと比べれば,劣勢やも知れぬが
すくなくとも悪いものではない。
しかも
ソフトケースに入った!
(ギリギリだけど・・・)
個人的にはこの一点だけで大満足である。
というわけで今回の買い物は大満足である。めでたしめでたし。
さて、商品は以下の画像。
なかなかよい買い物でした。
(尚,6月5日現在,まだ在庫があるようで同じものが出品されている。)
これで5弦で出演したのは3回目?かな?
いろいろ、感慨はあるわけですが一番に思ったこととしては
5弦になれたころに終わってしまったという感想。
しかし、あんまり5弦をれんしゅうしなかったねぁ、反省。
どうしても、家に4弦と5弦の楽器があると、
4弦を触ってしまうのですよ。
本気で5弦を弾いてあげたのは演奏会直前1週間ぐらいだと思う。
いやはや、申し訳ないことをしたが
それぐらい、2本の楽器を平等に愛でるというのは難しいということだ。
さて、この5弦、元のオーナーに返すわけだが
若干、寂しさがないわけでもない。
やはり、手元に5弦があるというのはいいものだ。
しかし、考えてみると、5弦を今回ほど使う演奏会(未完成−ベト7)には
なかなかめぐり合わないというのが実情。
次の演奏会は「新世界」。
5弦が出てくるのは本当にちょっと。
しばらく、5弦とは距離をおく生活になりそうである。
また、今度、「運命」とかブラ4とかやったら
弾きたくなりそうである。そのときは購入を考えようかな???
さてさて、今回の演奏会ですが5弦のことよりもいいことがひとつあった。
某プロオケの奏者の方と
同じプルトを組めたのである!
これはすごいことでしたよ。
おかげさまで普通の演奏会の3倍は楽しめた。
これだけ楽しんであの負担金は安いというものである 笑
お話をしてみるとその方もこのブログを読んだことがあるらしい・・・
情報発信とは、恐ろしいことである。
別にその方が読んでるかもしれないから、
いいことばかり書くわけではないが、
2つ印象的なアドバイスをいただいたので
今後の自分の演奏で忘れないようにするためにも
ここに書き残しておきたい。
。憾垢任癸妓垢任盂擺錣量弔蠅鮗挧發靴討呂い韻覆ぁ
弾きづらいと感じたら弓の量を少なくせよ。
これを読んでる、賢明な諸氏は「そんなの当たり前だよ」といわれそうである。
まぁ、確かにどこかの教本に書いてありそうなことではあるが
百聞は一見にしかず
なのである。
実に、今後の参考となるアドバイスだなと思った。
今日、そのことを念頭に自分のチェコ製の楽器を久しぶり弾いたが
じつによくなった「気がする」。
そんな急激に音が変わるわけはないので「気がする」だけだろうが
向かうべき音のベクトルは「間違いなく」見えたと思う。
今後の練習に生かしたい。
とにかく、同じプルトを弾かせていただき、へんな言い方だが面白かった。
テンポが乱れたときや、出の合図の出し方なども
さすが、現場で弾いているかただなぁととおもい、
あまりのおもしろさに本番中、ニヤニヤしていた。
本当に楽しい演奏会でした。ありがとうございます。
10月にその方のリサイタルがあるらしいので必ず行こうと思っている。
まずは見て欲しい
http://imslp.org/wiki/Concerto_for_Double-Bass_(Capuzzi,_Antonio)
これはシューマンもビックリのオーケストレーションである。
大分工夫は感じるが、トゥッティとソロの差が大きすぎて
コントラバスのしょぼさを感じそうな編曲である。
吹奏楽ファンの夢が詰まっている編曲であるが。
何回前に弓を修理したいという話を書いたが、
先週土曜日に修理に出した弓が昨日帰ってきた。
修理を頼んだお店は、楽器を買った店でもある、アトリエハシモトさん
特にこの店で買った弓ではないのだが快く修理を
引き受けてくれた上、
迅速に仕事をしてくれた。
しかもとても丁寧である。
弓全体のクリーニングもしてくれたようだ。
なんてありがたい話だろう。
満足満足である。
明日、久々に楽器が弾けそうなので
早く弾いてみたい。